S&P 500 株価指数の推移

記事更新日: 2025年9月11日 | グラフ更新日: 2025年09月11日

「米国株投資」と聞いて、多くの人が思い浮かべるのがこのS&P 500ではないでしょうか。米国を代表する500社の株価から算出されるこの指数は、まさに米国経済全体の「体温計」であり、「最強の株価指数」とも呼ばれます。

なぜS&P 500が重要なのか?

S&P 500は、AppleやMicrosoft、Amazonといった巨大ハイテク企業から、金融、ヘルスケア、消費財まで、米国産業のあらゆる分野を網羅しています。そのため、この指数の動きを見ることは、個別の企業の業績だけでなく、米国経済全体の景気動向や投資家の心理を理解することに繋がります。

グラフで読み解く100年の軌跡

S&P 500 株価指数の推移グラフ

暴落と回復の歴史(長期グラフ)

このグラフは縦軸が「対数スケール」になっており、過去の小さな変動も現在の変動と同じ比率で見ることができます。世界大恐慌、ブラックマンデー、ITバブル崩壊、リーマンショック…歴史的な暴落が何度もあった一方で、そのすべてを乗り越え、長期的には一貫して右肩上がりに成長してきた姿は圧巻です。これこそが、長期投資家が米国株に信頼を寄せる根拠となっています。

コロナ禍以降の力強い上昇(短期グラフ)

短期グラフでは、2020年のコロナショックによる急落と、その後の力強いV字回復が鮮明に分かります。幾度かの調整を挟みながらも、2025年9月10日時点の現在地は6,532.04ポイントと、史上最高値圏で推移しており、米国経済の底堅さを示しています。

このデータの応用的な見方

S&P 500に連動するインデックスファンド(VOOやIVVなど)に投資することは、「米国経済全体の成長に賭ける」こととほぼ同義です。この超長期グラフが示すように、歴史は短期的な暴落に慌てず、長期的な視点で投資を続けることの重要性を教えてくれます。日々のニュースに惑わされそうになった時、このグラフを眺めることで、投資の原点に立ち返ることができるでしょう。

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